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業務用エアコンは、従業員やお客様にとって快適な環境をつくるための重要な設備です。真夏にも真冬にも大活躍し、なくてはならない存在です。徐々に故障すると思うかもしれませんが、実は、パタンっと急に止まってしまうような故障が大半とされています。昨日までは動いていたのに…と後悔しても遅く、予期しない出費に頭を抱える、なんてことも。後悔しないためにも、定期的なメンテナンスを行いましょう!
故障かどうかをCHECK!
エアコンが故障した際にどうしよう!と焦るかもしれませんが、実は故障していない場合もあります。業者に依頼する前に、まずは下記のことをCHECKしてみてください。
リモコンの故障・電池切れ
エアコンが動かない!慌てる前にまずは手元にあるリモコンを確認しましょう。電池を交換し、それでも動かない時はそもそもリモコンが故障している可能性があります。
室外機が障害物で遮られている
エアコンが冷たい風を出している時、室外機からは熱い空気が排出されています。室外機の周りに荷物などがあり熱い空気を排出できないと、熱交換が上手くいかず冷房の風が出にくくなります。一度室外機の周りを確認しましょう。
霜取り運転中
冬に暖房を使用している際、急に止まった!なんて経験はありませんか?それは霜取り運転の可能性があります。霜取り運転とは、室外機についた霜を熱を使って溶かすことです。暖房に使う熱を霜を溶かすために使っているので、この間暖房は停止します。この場合、10分程度で霜取り運転は完了するので、ちょっと待って様子を見てみましょう。
設定温度が合っていない
なんだか効きが悪いと思ったら、設定温度が間違っている可能性があります。
・冷房時に設定温度よりも室温が低い
・暖房時に設定温度よりも室温が高い
このような場合には、エアコンが働く必要がないため、常温の送風モードに切り替わります。効きが弱い、と思ったら一度室温と設定温度を見直してみましょう。
フィルターがつまっている
エアコン内部には、ホコリやゴミの侵入を防ぐためのフィルターが取り付けられています。このフィルターの汚れがひどくなると、エアコンの風にまで影響が出てきてしまいます。風に違和感がある場合は、まずフィルターを掃除してみましょう。
エアコンランプを確認
エアコン本体の表面にあるランプが点灯しているか点滅しているかで、エアコンが正常に動いているかや、どこで異常が起きているかなどがわかります。エアコンの電源を切ったにも関わらずランプが消えない場合は、本体のどこかで不具合が起きている可能性があります。
買い替えのポイント
エアコンの寿命は平均で約10~15年です。日頃からメンテナンスを行なっている場合は、寿命がのびるとされています。下記のような症状がある場合、入れ替えを検討してみてください。
冷房が効かない
この症状は、エアコンの寿命が近い場合に最も多く見られます。原因が特定できれば、掃除や部品を交換して直ることもあります。修理費用があまりにも高額になったり、新品のほうが電気代が大幅に安くなったりするのであれば、買い替えを検討したほうがよいかもしれません。
異音がする
寿命が近いと、「キュルキュル」「ガガガガ」などの異音を生じることがあります。この場合、部品に摩耗や欠損などが起きている可能性があります。摩耗や欠損が起きているときは、部品を交換して修理、または入れ替えるようにしましょう。
水漏れしている
エアコンには、室内機の内部で結露した水分を外に排出するドレンパンという部品があります。このドレンパンに亀裂や破損が生じ、室内機から排水できないと、水が逆流して室内機から水漏れすることがあるのです。ドレンパンが原因でなければ、他のエアコン内部の部品が故障している可能性があります。エアコン内部の部品の修理は難易度が高いため、費用が高くなるケースが多いです。
使用して10年以上経っている
エアコンの寿命は使用頻度にもよりますが、約10~15年です。長く使っていると故障箇所が複数出てくる場合もあり、全部修理するとかなり高額になってしまうことがあります。また、メーカーの保証期間を過ぎた古いエアコンの場合は部品が手に入らず、修理できないこともありますので注意が必要です。
買い替えたほうが費用を抑えられることも
エアコンの修理費用は、決して安いものではありません。場合によっては新しいエアコンに買い替えたほうが安いこともあります。エアコンに不具合が起きて故障している場合、その原因が1箇所とは限りません。もし複数の箇所で故障がみられる場合、費用が高くなってしまいます。特にエアコンは、1箇所が故障すると別の場所にまで負荷がかかり、その結果さらに故障箇所が増えてしまいます。もし、このような修理が必要になった場合、最新機種のエアコンを導入することで、電気代削減に繋がり、結果的に安く済むこともあります。