梅雨入り前にやっておくべき業務用エアコンの手入れや湿度が上がる時期に多いエアコンのトラブルに対する使用方法

梅雨入り前に業務用エアコンのお手入れや湿度の上がる時期の使用方法、梅雨特有の壊れ方、対策について解説します。梅雨は高湿度が続くため、エアコンの効率が落ちることや故障を招く可能性がありますが、適切なメンテナンスや使用方法でこれを防ぐことができます。

業務用エアコンの手入れ方法

梅雨入り前に業務用エアコンの手入れをすることは、エアコンの性能を維持し、故障を予防するために非常に重要です。梅雨時期は湿度が高いため、エアコンに負担がかかりやすくなります。以下の手入れ方法を実施することで、エアコンの効率を保ち、梅雨の季節に備えることができます。

フィルターの清掃

業務用エアコンのフィルターは、空気中のホコリやゴミを取り除く役割を果たします。フィルターが汚れると、エアコンの風量が減少し、効率が悪くなります。さらに、汚れたフィルターはカビの原因にもなるため、定期的な清掃が必要です。

手順
1.エアコンの電源を切り、フィルターの位置を確認します。

2.フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取ります。

3.汚れがひどい場合は、水洗いを行います。中性洗剤を使用し、軽くこすり洗いをします。すすぎはしっかりと行い、完全に乾かします。

4.フィルターを元に戻し、エアコンを再起動します。

室内機の掃除

エアコンの室内機には、エアコンの風が通る際に汚れや湿気が溜まりやすくなります。カビや雑菌の繁殖を防ぐためにも、定期的に室内機の掃除を行いましょう。

手順
1.室内機の前面パネルを外します。

2.室内機の内部に溜まったホコリや汚れを掃除機で吸い取ります。

3.湿気が溜まりやすい部分は、乾いた布で拭き取ります。

4.カビ防止のため、エアコン専用のカビ取り剤を使用すると効果的です。

室外機の掃除

室外機は外部の汚れやホコリ、風雨にさらされるため、定期的に掃除を行うことが大切です。室外機が汚れていると、冷却効率が落ち、エアコンの性能が低下します。

手順
1.室外機の電源を切り、周囲の障害物を取り除きます。

2.室外機のフィン(熱交換器)に溜まったホコリを掃除機で吸い取ります。

3.フィンに詰まった汚れがひどい場合は、専用のフィンクリーナーを使用して掃除します。

4.室外機の周囲が風通しの良い状態であることを確認します。

ドレンホースの確認

エアコンは冷房時に水分を取り除くために、ドレンホースを通じて水を排出します。ドレンホースが詰まっていると、水が室内に漏れる原因になります。
梅雨時期には特に湿気が多いため、ドレンホースの点検が重要です。

手順
1.ドレンホースが正常に排水できているか確認します。

2.もしホースが詰まっている場合は、専用の掃除道具を使って清掃します。

3.排水がスムーズに行われるように、ホースに異物が詰まらないよう注意します。

湿度が上がる時期のエアコン使用方法

梅雨時期は湿度が高くなるため、エアコンの使用方法にも工夫が必要です。湿気が多いと、エアコンの冷房だけでは部屋の湿度が下がりにくくなるため、除湿機能をうまく活用することが重要です。

除湿機能の活用

業務用エアコンには、除湿機能が搭載されているモデルが多くあります。湿気が多い時期には、冷房ではなく除湿運転を行うと、湿度を下げつつ快適な空間を保つことができます。

ポイント
1.除湿運転を使用するときは、温度設定を適切に設定します。低すぎる温度設定にすると、冷気で寒く感じることがあるため、注意が必要です。

2.エアコンの除湿運転では、湿気を取り除くことができますが、あまりに長時間使用し続けると、エアコンに負担がかかるため、適度に休ませながら使用します。

室温の適正管理

湿度を下げるためにエアコンを使用する際は、室温の管理も重要です。

過度に冷えすぎることを避け、快適な温度を保つよう心がけましょう。

おすすめ温度
1.冷房時は25~28℃を目安に設定します。

2.除湿運転時は、温度を低く設定しすぎないようにします。湿度が下がれば、少し温度を上げても快適な状態を保てます。

梅雨の時期に多い故障原因と解決策

梅雨の時期には湿度が高く、エアコンにとって負担がかかりやすい季節です。
ここでは、梅雨時期に多い故障原因と、その解決策について説明します。

カビの繁殖による故障

高湿度の環境では、エアコン内部にカビが繁殖しやすくなります。カビはエアコンの効率を低下させ、最終的には故障を引き起こすこともあります。

原因
1.エアコン内部に湿気がたまると、カビが繁殖しやすくなります。

2.カビがフィルターや熱交換器に付着すると、風量が減少し、エアコンが正常に動作しなくなります。

解決策:
1.定期的にエアコン内部を掃除し、カビ防止のための除湿運転を活用します。

2.エアコン専用のカビ取り剤や、消臭剤を使用して、カビを防ぎます。

ドレンホースの詰まり

湿度が高い時期には、ドレンホースが詰まりやすくなります。これにより、エアコンの排水がうまくいかなくなり、水漏れが発生することがあります。

原因
1.ドレンホース内にホコリやゴミが溜まると、排水が正常に行われなくなります。

2.高湿度により、ドレンホース内にカビが繁殖し、詰まりが発生することがあります。

解決策
1.ドレンホースの定期的なチェックと清掃を行い、詰まりを防ぎます。

2.排水口にカバーを付けるなどして、ゴミが入りにくいようにします。

熱交換器の劣化

湿度が高い時期にエアコンを頻繁に使用すると、熱交換器が劣化しやすくなります。特に、冷房運転時に湿気が多く、冷却効率が落ちることが原因です。

原因
1.湿気が熱交換器に付着し、冷却効率が低下します。

2.長時間の運転によって、熱交換器の劣化が進むことがあります。

解決策
1.定期的に室内機の掃除を行い、熱交換器の状態を確認します。

2.エアコンの使用時間を適切に管理し、過剰な運転を避けます。

まとめ

梅雨入り前に業務用エアコンの手入れを行うことで、湿度が高くなる時期においても、エアコンの性能を保ち、快適な室内環境を維持できます。

定期的な清掃と適切な使用方法を心がけ、故障の予防に努めることが大切です。また、梅雨の時期に多い故障原因を理解し、それに対する予防策を講じることで、エアコンの寿命を延ばし、効率的に使用することができます。

ACNでは、最新の業務用エアコンのお取り扱いもありますが、ユーザー様に特にご好評頂いているのが、導入後のサポート・メンテナンスになります。近年、夏の気温が上がっていく中、梅雨の時期でも気温が上がる日も多くありますので、手前での入替をご検討の方はお気軽にお問い合わせください!

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